ひとりでいい、たったひとりで。

神田伯山の講談「中村仲蔵」を見た。
夫が「面白いからみて!」ってyoutubeで。
血筋がないと名を馳せることはできないとされている当時の芝居世界で、血筋のない役者・主人公の中村仲蔵が自らの才能と工夫でのし上がる話。

「じゃあ最初の10分だけね。」

気付いたら最後まで見ていた。
しかも私は泣いていた。

「ひとりでいい、たったひとりで。」
中村仲蔵が言う台詞。

仲蔵が役者を続けていくために、たった一人でいいから、いい芝居だったとわかってくれる人がいればいいって言っていた。

自分が信じたものを、前例や定説に囚われず、自らの工夫で全力尽くしてやる。
小賢しいこと考えて薄っぺらいことばかりやろうとしていた自分に気付かされて恥ずかしい。
そして今、清々しい。

「たった一人も喜ばせられないでどうする、真剣にやれよ」って、自分で自分を叱り飛ばした。

今週私は30歳になる。
当然、色々考える。これからのこと。

このタイミングで「この動画をみよう!」って誘ってくれた夫。
無理強いはもちろん、誘ってくることすら最近は珍しい(笑)
寡黙で何考えてるんだか……8年一緒にいても未だよく分からない。
けれどやっぱり、自分の人生に欠かせないパートナーなんだなって感じた。


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