昨夜みた夢の話。
私は父さんとママに怒鳴り散らしていた。
「どうして一人っ子なのに、旅行とか行かせてくれなかったの?!」
「家とか新車とか買うお金はあって、なんで家族で過ごす時間にお金をかけられなかったの?!」
「なんで毎週末、私を近所のお兄ちゃんお姉ちゃんに任せて昼から夜までパチンコ行ってたの!?」
↑実話
鮮明に、幼なじみの家にある海外旅行の写真や昨年末みせてもらった温泉旅行の写メを夢の中で見た。
羨ましくて泣いていた。
「私には無い!!!」って怒り狂ってた。
親の反論や表情は覚えてない。
これは起きている時でも定期的に思い出しては重たくのしかかる怒りで、長いこと解消できずにいた。
変えられないもの(過去)を受け入れることができずにいた。
完全に深層心理から浮き上がってきた夢ってことだ!
*****
でもこの日の夢はいつもと違くて、ひと通り怒った後、自分が急に喋ったんだよね。
「でもさ、ラッキーなことに親はまだ生きてるよね。」
「今から誘えばよくない?」
「もう大人になったんだからさ、自分で稼いで誘って行ってくればいいじゃん。」
って。
我ながら「確かに、ほんとそうだね」って妙に納得。
それまでは「親がしてくれなかったこと」自体に自分は怒ってるんだと思ってた。
だから、変えられないことをグジグジ言ってる自分をどう扱ったらいいかわからなかったんだけど。
「今から、私から、誘う」って考え方に妙に納得したってことは、私は親がしてくれなかったことに怒ってるというより、家族の特別な思い出がないことを悲しんでいて、今でも欲しがっているんだなって気付いた。
父さんとママと過ごしたかった時間。
二人が作ろうとはしなかった時間を私から働きかけて作っていくというのは理に適ってる。
(今の二人を見ていても旅行に行こうと言い出す気配は皆無)
そもそも家族との特別な思い出は旅行でしか得られないってわけでもないんだけどね。
けど家族旅行したいと切望してるんだからしょーがない。
*****
こう結論づけて目が覚めた。
はー、なんだったんだあの夢は。
しかし夢の中で怒りを手放せるとは…!
思いがけず長年抱えていたくすぶった怒りが鎮火され、改めて「自分だからできること、やりたいこと」を実現していこう!って思いましたとさ。
これはこれで面白い夢だったけど、大好きなロイヤルミルクティーが蛇口ひねって出てくる夢はまだだろうか…
中村倫也にハグされる夢も待ってます、深層心理さん。